この大会では、ランシューで漕いだり、林道しか走らなかったのでたいしたテストにならなかったが、その後何度か使い込んだので、印象を書いてみる。
まず一つ目はペダル。
2年ほど使っていたクランクブラザーズのエッグビーターペダルの初期型がガタだらけになった。ペダルとしては好きだったが、いかんせんベアリングの性能がいまいちのようであった(最近のものはよくなっているかもしれない。)。
そこで、それ以前に使っていたタイム系のペダルがよかったので、最新(といっても発売は昨年)のフラッグシップモデル、ATAC XS titan carbonをチョイスした。僕にとって3つ目のタイムペダルだが、XSシリーズになってからは初めてだ。

タイムのペダルは、泥詰まりへの強さなどがよくあげられるメリットだが、僕自身が使いつづけているのは着脱のフィーリングのよさが大きい。はめるときこそ、泥などの影響がまったくないということはないが、はずすときは、だんだんテンションがかかって、ある一定のテンションのところで確実に外れる。いまだかつて、思いがけないときに外れたとか、外れずに立ちゴケしたことはない。ATACとは、Auto Tension Adjustment Conceptの略のようだが、確かにシマノ系のペダルのような解放強度を調整する必要などはまったく感じない。
また、はめている状態での、足の角度もかなり自由度が高く、クリート取り付けの角度なども、ほとんど気にする必要がないくらいだ。
予断だが、クランクブラザーズのペダルもつけはずしのフィーリングはタイムにそっくりだ。クリートも結構互換性があったりする。
さて、新しいXSペダルも、着脱のフィーリングはしっかり受け継いでくれていた。基本構造は変わっていないのだろう。写真を見た段階では、ペダル自体も小型化されているような印象だったが、実際には無駄な部分をうまく削った感じで、軽量化しつつ踏み面積はむしろ大きくなっている。ちなみに、重量は実測290gであった。これは、昔以前のATAC titan carbonよりも、50g以上軽い。
というわけで、印象は◎。ちょっと高いけれども、十分価値のある製品だと思う。

