2005年10月19日

ほしぞらの記憶 しし座流星群

11月のこのころになると、いつも思い出す光景がある。
2001年、11月18日〜19日の夜、といえば、ぴんと来る人はいるだろう。

そう、しし座流星群の流星雨の夜だ。

しし座流星群が、33年に一度(というより33年周期というほうが正しいが)大出現をする、ということはガキのころから知っていた。次の出現が1999年といわれていたので、「予言」なんてものをちょびっとでも信じていた時代は、いわゆる「ノストラダムスの大予言」と頭の中で勝手に結びつけてとんでもないことが起こるんじゃないかと一人慄いていたものだった。

しし群は1998年ごろから大出現の可能性が言われ始め、当時学生だった1998年、1999年と2年続けて見に行ったがいずれも日本では1時間に数個〜数10個の出現にとどまった。
しかし、この2年もヨーロッパなどではかなりの大出現が見られたのだ。そして、その出現をドンピシャリ的中させた天文学者がいた。その天文学者、マクノート・アッシャーの理論では、2001年が最大のピークであり、東アジア地区で絶好の観測条件になるのだというではないか!

アッシャー理論以前は流星群の出現予測など、天気予報より気まぐれなもんだと思われていた。アッシャー理論も天文をやっている人以外にはほとんど知られていなかったし、マスコミの扱いも小さかったように記憶している。
本当に飛ぶの?
僕は当時社会人1年生。有給は年に4日しかなかった。それを使うの?
しかし、もし予測が当たったら??
きっと、33年後悔しなくちゃならない。
決まりだ。「しし座流星群を見に行きます」と有給を費やし、東京の友人2人を誘って最高のロケーションを求めて三重県の南島町まで見に行ったのだった。

結果は…
大当たり。
夜半前からちょっとずつ数を増やし始めた流星は、夜中の2時、3時となるにつれ、一時間に数千個という流星嵐となった。ただでさえ、明るく、長く、カラフルなしし群の流星群が、それこそ雨のように降り注ぐのだ。
小学生のころから星を見始めて以来、最高の一夜となった。
同行した友人が、直後に書いた観測記を見て欲しい。
ぼくがここで、思い出して詳しく書くことはやめよう。フレッシュな感動のもとで書いた文章には到底かなわないから。

思えば、僕が天文に特にのめりこんでいた1990年代後半からの数年間は、数十年〜数百年に一度というレベルの天文現象が立てつづけに起こったきわめて恵まれていた時期だった。
上記のしし座流星群
百武彗星
ヘールボップ彗星
シュメーカー・レビー第9彗星の木星衝突
などなど…。これらもそのうち紹介したい。
ただ、すごい天文現象を見すぎたのも、その後天文から遠ざかってしまった一因かもなあ。

思い出の中から一枚。クリックしてどうぞ。
leonids.jpg
2001年11月19日 3時49分〜4時10分,露出21分
ペンタックス 6×7,フィッシュアイ 35mm F4.5開放
SP-DX赤道儀でガイド,フジ P1600D

posted by S.A at 01:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 星の話☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その夜は母親とおでんを摘みながら、毛布に包まって見てました。そりゃもう大興奮で!!!場所は近所だけど最高のロケーション、城端町の立野が原。あのしし群を見て感動しない人間はいないよ、見なかった人はホントかわいそうだね。私も思い出に残る一夜です。
Posted by ひろのママ at 2005年10月19日 12:39
私もこの日は地元の陸上競技場で毛布に包まって、
朝まで星空を眺めていたなぁ〜
友人の観測記も読ませて頂きました。
写真もとっても素敵だね☆☆
Posted by Fussy3 at 2005年10月19日 17:04
やっぱりこの夜のことは、覚えている人たくさんいるんですね。
あれほどのスペクタクルに、今後出会えるのかな〜
Posted by S.A at 2005年10月20日 00:48
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