2005年09月04日

琵琶湖・沖の白石シーカヤックツアー&白石ダイレクトルート(仮称)登攀

琵琶湖には4つの島がある。
一番有名なのは琵琶湖八景のひとつでもある竹生島。一番大きいのは実は500人も人が住んでいる沖ノ島。
航路があって手軽に渡れる島で一番小さいのは多景島。
そして、最後のひとつは島というにはちょっと小さい琵琶湖の真中にぽっかりと浮かんだ4つの大岩、沖の白石である。

最寄の岸から5km、もちろん航路もなく、シーカヤックや、ジェットスキーなどでのみ近づくことが可能。竹生島周辺のように大型船の往来に気を使うこともなく琵琶湖のシーカヤックスポットとして非常にオススメの場所だ。
昨年ここを訪れて、すっかりに気に入ったので今回再訪することにした。ある目的も秘めて(笑)
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今日はだんだん天気は崩れるらしい。ちょっと早めに7:30、安曇川北流の北側にある園地より出艇。
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朝の光の中、漕ぎ出すのは気持ちがいい。

今回のメンバーは6名。うち2名はビギナーだが、湖面は穏やかで問題はなかった。
足りない艇は、豊郷のカヌースポーツナチャラさんにお借りした。いつもありがとうございます。

そう思って見ないと気づかないことだが、白石は天気のよいときなら岸からも結構はっきり見えている。今日のような日は目視でまっすぐ進めば問題ない。視界の悪い日はGPSなどにポイントしておかないと、たどり着けないかも。(地形図にはちゃんと書いてある)

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だいぶ近づいてきた。白石のほか、周囲はただ湖が広がるばかり。この隔絶感がすごくいい。ただ漕いできて、岩の上でのんびりしているだけで楽しくなる場所だ。こういう場所にはやはり自分の力のみで行くのが楽しいでしょう。エンジンつきの乗り物はヤボだよね。

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白石の一番大きな岩は水面から15mほどの高さがあるが、この岩の南面側は水面から頂上部まですっぱりと切れ落ちた垂壁になっている。そしてこの岩の真中に一本のクラックが下から上まで走っており、クライマーならなんとも登攀意欲をそそられるのだ。
昨年来たとき、「これは登りてぇ〜」と思ったのだが、さすがにクライミング道具までは持ってきていなかった。
今回のもうひとつの計画は、このルートを登ること。今回はクライミング道具もばっちり持参である。

IMGP2323.JPG
取りつきまで泳がなくてはならないので、なんとも怪しい格好。
クラックを改めて観察すると、フィスト〜フィンガーサイズのクラックが時々途切れそうになりつつも上まで続いている。途中20cm程度の小ハング乗り越しがあり、クラック以外のホールドはほとんどない。
高度なクラック技術があれば、フリーでも登れるかもしれないが、僕には無理。シューズもカヤックシューズのままなので、ビレイをアルパイン経験もあるM下さんに頼んでキャメロット&エイリアンを使った人工でトライした。

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あたりまえであるが、登る人などまずいない岩の表面は風化しており、カムをテスティングしていると小さな破片がぱらぱらと剥げ落ちる。きれいにパラレルしている十分深いクラックなので、そうそう抜けるとは思えないが、落ちるのはちょっと怖い。
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乗り越しを超えてもうちょっとで頂上。ギアがちょっと足りなくて、プロテクションを間引きながらだましだまし登った。

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ついに頂上。上からの景色はすばらしかった。
このルート、過去に登った人はいるのかなあ。普通に地面から立ち上がっていたら絶対に登られていると思うけど、クライミング道具を担いでシーカヤック(ジェットスキーでもいいけど…)でアプローチして登ろうなんて奇特な人がそういるとは思えない。勝手に白石ダイレクトルート呼ばせてもらおう。そのうちフリー化されたりして(笑)

とはいえ、実は北面からなら白石は結構容易に登れる。(登りなれている人以外はロープはあったほうがよい)まあ、この無意味なアホらしさがなんとも楽しいのだ(^^;
IMGP2335.JPG
登ったあとは頂上の大岩をビレイ点に取り、北面側にもロープを垂らして、みんなで北面から登って南面を懸垂下降して遊んだ。

ちなみに、自分も登ってみようという人のために(←いねーよ)使ったギアを
キャメロットの0.4〜3.5、エイリアンの1/2〜2 1/2を1セットずつで何とか足りた。
今回持っていかなかったが、ナッツはかなり使えそうであった。
あぶみ2本と、ロープは35mを使用。フィフィがあると楽チン。
長ーいスリングがないと、頂上でビレイ点が取れないので注意!

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ランチ&ティータイムを楽しんだ後は、帰途につく。
ビギナーのなみさんとM下さんも、周りからアドバイスをもらいつつ、帰るころにはすっかりきれいなパドリングになっていた。やっぱりある程度の距離を漕ぐことは上達の早道でしょう。

IMGP2354.JPG
帰りは安曇川河口周辺の通称「ジャングル」に寄り道。
ちょっとした探検隊気分が味わえる。
白石周辺もきれいだが、安曇川河口周辺は水の透明度がとても高く気持ちがいい。今の時期は菱の花がたくさん咲いていてきれいだった。

心配した雨にもほとんど降られることがなく、無事帰還。お疲れさまでした。
総距離15km程度のツーリングであった。
posted by S.A at 23:00| Comment(5) | TrackBack(1) | カヌー・カヤック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白石ツアーは ほーんとに楽しかったですね〜♪
午前中は 船酔いで気持ち悪かったんですが、白石に登ってからは何だかとっても元気になりました!
ライジャケを着て岩に登ることなんて通常無いですから面白かったです☆でもビレイはかなり緊張しました。
パドリングは 行きと帰りとではやっぱり帰りの方がスイスイ漕げていたと思います。これも皆さんのアドバイスあればこそ。ジャングル探検ちっくのワクワウ感もたっぷり味わえ、尚一層 カヌーが楽しく感じられるツアーでした☆白石なみなさんありがと〜♪
Posted by M下 at 2005年09月12日 07:06
ビレイ、ありがとう!
行く前は、ビレイは誰にしてもらったらいいんだ?状態だったので来てもらえてホントに助かりました。
パドリングもかなり上手になったよね。
今度は海のシーカヤックもぜひ行きましょう。
Posted by S.A at 2005年09月12日 12:42
初めまして、この日記は、昨年ですね、登頂、

私も以前より白石登りたかったのですが、なかなか出来ません。

私は正面は無理なので、トップロープにて正面右手を行きたいと思っておりますが、

一人での挑戦ですね、気長に挑戦いたします。

そのほかの岩も出来たら登ろうかな、今度からはクライミング用具携帯しておかなくては。

皆さんの実行力には頭が下がる思いです。

皆さん事故の無いように頑張ってください。
Posted by 京都の高山 at 2006年06月15日 22:01
高山さん、はじめまして。
正面から登ったのは「一番面白そう」だったからでして、裏面からならそんなに危険もなく登れると思います。側面はどうだったかな〜。よく覚えていません。

お一人で挑戦とのことで、十分気をつけてくださいね。
Posted by 野遊び人 at 2006年06月20日 00:13
野遊び人さま

以前、書き込みをさせていただきました岐阜のコウムラです。京都の高山さんとは若狭でご一緒させていただいています。

先日、念願の白石を訪れることが出来ました。安曇川河口より単独で一時間ほどの行程でした。岸からは小さくしか見えなかった岩場も、近くで見ると凄いスケールがあり、感動しました。
例の南面の絶壁を登られたのですね。適度なクラックがあり、そのルートからでしょうか。

今回は単独のため、北面のフリールート?でも登りませんでしたが、チャンスがあれば、あの頂上に登ってみたいです。

画像をアップしましたので、スライドショーでご覧ください。
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=859795&un=56921

ブログも見てやってください。
http://blog.goo.ne.jp/mino_wajin/
Posted by mino_wajin at 2006年07月12日 16:41
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Excerpt: 琵琶湖の沖の白石7/6 白石ダイレクトルート メンバー:けんじり、ユーシ(中京大) ファルトボート 骨組み 完成 ユーシ 沖の白石 ..
Weblog: 京都府立医科大学山岳部 公式ブログ
Tracked: 2011-07-07 10:04
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