2007年10月11日

紅葉の白山・大白水谷遡行

なつみかんさんのお誘いに乗って、白山・大白水谷の平日沢登りに行ってきた。白山まで詰めあがるロングコースではなく、途中の枝沢から大倉山に登る日帰りコースだ。
メンバーは、なつみかんさん、僕に、TASさん、りんご畑さんとお仲間のT中さん。平日なのに、相変わらずたくさん集まること(笑)

数日前まで心配された天候も、当日朝はピーカン。白水湖でテントを張った前夜は、星がむちゃくちゃにきれいであった。今年「30回沢に行って、3回くらいしか雨に降られていない」というなつみかんさんの強さが出たのかな。

沢装備に着替えて、ちらほらと木々の葉が色づき始めた、白水湖畔を出発する。入渓ポイントは駐車場からすぐだ。朝、ゆっくりしすぎて、時間は8:30を回ってしまった。

積雪期に見て知っていたが、この沢の水の色は独特の青白い色をしている。温泉成分が溶け込んでいるためだろう。これで温かければ最高であるが、残念ながら水温は普通に10月の沢。ただ、標高の割には冷たくないな、と思ったのは若干でも地熱によって暖められているのかもしれない。

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しばらくは、小さい谷の平凡なゴーロ歩きがつづく。

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1時間弱、歩いたころだろうか、転法輪谷出合付近で前方がぱっと開け、ほんのり色づいた木々に埋められた広々とした空間が広がっていた。はるか前方に、これから行く先の沢がゴルジュ状になっており入口の所に滝があるのが見える。これはなかなかの絶景。地図を確認してみると、この辺りは白山東面台地の末端でもあり、スケールの大きさにも納得というもの。

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ふと左を見ると、右岸側の壁から数百メートルはありそうな大きな滝が落ちている。登ったら楽しそう。でも、岩がもろくてダメかな?

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遠くから見えていた、ゴルジュ入口の滝に近づいてみると、2条になった3mほどの滝。真中を簡単に登る。

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その上の小滝も簡単に越えると、すぐに周囲を壁に囲まれた3mだ。右手の壁際が容易に登れそうで、取りつくと、一抱えもある岩がグラグラするではないか。このルートはやめて、少しホールドが悪くなるが水線すぐ脇を登った。

その先は、本日最大と思われる25mの滝が立ちはだかっていた。高い壁に囲まれてい入るが、ピーカンの天気と木々の葉が落ちているせいか、谷底まで実に明るい。

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ここは、ロープを付けて僕がトップでトライ。水線左側が乾いたすっきりした壁で、ホールドも豊富。青空に向かっての快適なクライミングであった。ただ、この谷全般に言えることだが、岩がもろく、大きなホールドでもしっかりテスティングしたほうがよさそうだ。プロテクションも意外と取りづらく、ハーケン×1(効きはあまり良くない)、カム×1で登った。

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沢はやや開け、「ゴルジュ」という感じではなくなってくる。小滝を簡単に超えて、2段15mの斜瀑に差し掛かった。
この滝、登れないこともなさそうだったが、上部がかなりのっぺりしていやらしい感じ、左岸側を小さく巻けそうなので、ここは巻きを選択した。

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少し上の滝も悪そうで、左岸からの巻きを選択。手前のボルダームーブポイントが楽しかった。

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ここから先が、また楽しい。2mから、5mくらいの滝場が連続して、どれも楽しく登ることができる。

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だんだん、温泉成分が濃くなるのだろうか?この辺りから上の滝は、どれも水のかかる部分が白色〜黄白色になっていて、日光が当たるととても美しい。

水を触ってみると、ぬるぬるする。下手な温泉より温泉成分は濃さそうだ。泳いで帰れば、温泉に入らずともお肌すべすべである(凍死しなければだけど)。
ただ、このぬるぬるがなかなか曲者で、ここは止まるだろと足を置いたところが、簡単に滑ったりする。注意が必要だ。

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この7m滝が最後の悪場。ここで2度目のロープを出す。
正面の壁がやや悪そうに見えたので、側壁を登り、ルートを屈曲させるための支点を探しているうちに…正面の悪そうな壁をりんごさんがフリーソロで登ってきた(@o@)
このルートのほうがロープの流れが素直なのでこちらにロープを掛け替えたが、後続は口々に「悪い!」「ロープなしなんて信じられん」と言っていた。きっと先の25m滝も、りんごさんならロープなしで登るのでは(笑)

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滝の越えると、転法輪谷出合を小ぶりにしたような感じで谷が開け、1800m二股に到着だ。だいぶ標高を上げたためか、辺りはいい感じ紅葉の紅葉具合である。ただ、ちょっと残念なことに直前にガスが出てきて青空を覆い隠してしまっていた。本流は右に曲がるが、大倉山に突き上げる左の支流を選択した。最後の詰めで予定より1本右の小沢に入ってしまったが、わずかな藪こぎで大倉尾根に出ることができた。

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大倉尾根ははじめた歩いたが、自然林の大木が多く雰囲気の良い尾根だ。紅葉の中、気持ちよく下る。
キノコを探しながら下ってみたけれど、小さなクリタケがところどころにある程度でいまいちであった。でも最後に道の真ん中で、ケンカしていた2匹のオオクワガタを発見。これぞまさに漁夫の利とYo君へのおみやげとして連れて帰ることにした。

アプローチ良し、下山良し、明るい渓相に、登って楽しい滝と、良い沢であった。残置を一つも見なかったことも特筆すべきこととして挙げておきたい。
posted by S.A at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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