土曜日に前鬼川を遡行、翌日は北山川をカヤックで下ろうということになった。
前鬼のほうは、ほかに沢登デビューのえりさんと、アドベンチャー仲間のまなじいさんも参加。しほっちさんとチームWWACのT谷さん、O村さんと合わせて総勢7人での初心者沢登りツアーとなった。
今回はビギナーたくさん、時間が、はじまりも終わりも制限あり、という状況だったので、時間が読めて、お手軽でありながら、沢ビギナーのハートをガッチリつかむこと間違いなしの黒谷分岐から垢離取場までの、定番コースの遡行を選んだ。
9時に前鬼口に集合し、林道の車止めに駐車、遡行開始は10:00前となった。
つり橋から、黒谷に入渓、少し下降して本流へ。

前鬼川本流は、沢の明るさと、水の色ががらりと変わり、ここでまずみんな歓声を上げる。

基本的に難しいところはない。泳ぎ、へつり、時には淵に飛び込みつつ、どんどん登っていく。
今回のパーティは沢まったく初めてのえりさんはじめ、経験数回程度のビギナーばかり。でも身のこなしのヤバそうな人はいないので、落ちても安全なところについては、必ずしも楽なルートばかりでなく、登りを楽しめるルート取りを積極的にトライしてもらった。

ここも、左岸から行けばとっても簡単なんだけどね〜

やがて、谷が大きく右に屈曲し、前鬼最大の名所、大きなブルーの釜を湛えた、10m滝だ。
この光景を目にして、歓声を上げない人はいない。
ここは左岸から巻くことができるが、滝身の右側のスラブはすっきりとした壁で、確保さえしてあればビギナーでもクライミングを楽しむことができそうだ。そこで、せっかくなので僕が先頭でロープを張り、アッセンダーやプルージックで直登してもらうことにした。

上部が若干細かくなるが、全員問題なく登ってきた。ロープは1直線に立ち木に向かって張ると、やや登攀ルートから外れるので、途中ハーケンを打って屈曲させてやるとよい。

10m滝上部の渡渉は、難しくはないが流されるとただでは済まないのでロープを出した。

この上は、前鬼の名所その2、川幅いっぱいのナメだ。

くつろいでますね(笑)

ナメより上部は、谷中の岩が大きくなり、正面突破の難しい滝も出てくる。小巻きを交え、ところどころ、お助けスリングを出しつつ進む。

一ヵ所、これはどう突破しようか…、と思案したところがあったが、左手を見たらロープがかかっていた。ロープと木の根を使って突破する。

やがて、沢が廊下状になり、正面に豪快に7m、左岸側壁からは無数の小滝が流れ込んでいる地点に来た。前鬼のナイアガラと呼びたくなるような(言い過ぎ?)見事な光景だ。ここは絶景を眺めつつ、左岸から容易に巻ける。

その上の2段7mの斜瀑は、楽しく正面突破できる。

ここを超えたら、終了予定地点、垢離取場であった。ここで、大休止。満足してもらえたかな?
昨年の情報で、垢離取場から前鬼までの道が崩壊している、ということだったが、きれいに修復されており、問題なく通過できた。
下山途中、左のくるぶしのあたりがちょっとチクチクするな、と蛭チェックしたら…またやられていた。
周りのみんなも一斉にチェックをはじめ、大騒ぎに(^^;
沢をやる以上、これは慣れないとね

15:30に駐車場着。彼女はこのあと、夜に大阪でパーティに出席、ということでものすごく場違いな格好に変身していた。ただし、蛭に食われた足首に2箇所、真っ赤なアクセサリーを身につけてだけど(笑)
おかげさまで、予想通りのニッコニコ顔で帰ってきました。「他の川はあんなに水の色がキレイじゃないんだぞ!」と目下のところ予防線を張っております。
味をしめそうでコワイ(^^;
2枚ほど、写真を転載させていただいていいでしょうか?記念に拙blogにも貼っておきたいので。
お使いください。
2枚と言わず、画像まとめてお送りしましょうか?
ハート、ガッツリ掴まれました♪
一緒した方もオモシロイ方ばっかりで、もう、とってもとっても楽しかったです(^^)
写真送って下さい〜〜(もしくはアップして下さい)
ほんまありがとうございました。
皆も喜んでいました。
また来年も大峰の沢に行きたいです!!
素敵な写真がいっぱいですね!!
私も写真転載させてもらっていいですか?
なんかヘボい写真しか撮れてなかった〜。
>しほっちさん
では、明日にでもファイル転送サービスか何かでお送りしますね〜
それにしてもキレイに撮れてますね〜♪また機会があればよろしくお願いします。m(_ _)m