2007年07月31日

ナメと滝の競演!御岳・王滝川・鈴ヶ沢東俣遡行中俣下降

なっちゃん、りんご畑さん、助役さんと平日沢登りに行ってきた。
この行先が決まったのは数日前。鈴ヶ沢と聞いた時は「どこ?そこ?」という感じだったが、調べてみるととにかくきれいな沢らしい。期待感が膨らむ。

前夜は、手前の道の駅で宴会。3時間睡眠で出発。ねむ〜

鈴ヶ沢林道のゲート手前で駐車し、歩き始める。はじめは林道歩きだ。
20分ほどで、中俣、東俣の合流地点である三沢橋に到着。ここからさらに林道を歩いて下部を省略もできるが、暑くて早く水に入りたかったので、ここから、目的の東俣に入渓する。8:15であった。


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さっそく小さいが整った滝

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そして、ナメ。この沢のナメは、火山礫凝灰岩が削られたもので、大変フリクションが良い。

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林道をくぐって、小滝を超えしばらくナメを歩くと、大きく広がった空間に出た。前方のハングした壁から、2段40m(なっちゃんの高度計による)が落ちている。

沢全体が南に向いているせいだろうか、天気が快晴なことも手伝って、このような壁に囲まれた空間でもとっても明るい雰囲気だ。滝を眺めつつ休憩する。

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右岸から巻きあがる。登り自体は難しくないが、踏み跡が縦横無尽についているので、行きつ、戻りつ、ルートファインディングしながら抜ける。

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すぐ上の滝は少し渋い登り。落ちても釜だけどね。

大滝を超えると渓相の美しさにさらに磨きがかかったようだ。

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途切れなくつづく滝・ナメ・釜・ウォータースライダーからなる沢といっても過言ではないかも。

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ちょっと怖目のウォータースライダー。倒木を放り込んだらものすごいスピードで飛んで行ったのと、ホールでまかれそうなのでやめた(^^;
ライフジャケットをつけて、やってみたいな。

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うん、これなら滑ってみてもいいかも。なっちゃんはトライしていた

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すばらしいナメ

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滝は、いずれもエメラルドグリーンの釜を湛える。ほとんどの滝が直登可能だ。このメンバーならば、ロープもいらない。各々好きなところを登って行く。

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明るい渓相で、木漏れ日が美しい。

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ん?この釜、流れ込む滝がない、と思ったらその向こうの滝から地下のトンネルで水が流れ込んでいるようだ。不思議な造形だ。

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末広がりの斜瀑と釜、そこからナメとして流れ出す水。完璧な造形。

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11:25、下の二股到着。本流は正面、左から支流がいずれも滝として落ちているのだが、左の支流の滝が、分厚いコケに覆われた滝。こんなの初めて見た。

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絶好のウォータースライダーを見つけて、ふたたびなっちゃんトライ。
僕はこの沢で3度ほど(一度はうっかり(^^;)釜にダイブしてみたが、身を切るような冷たさとはまさにこのこと。大峰、台高の沢とは違う。そんなに何度もできません。

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やがて、右に小さな枝谷を見送り、左にガレた谷を見て、前方に大きな岸壁が見えてきた。地図上にも滝記号で書かれている滝のようだ。水はちょろちょろ滴る程度であった。

この滝(?)は右に大きく基部を回りこみ、上がれそうなところを見つけて巻きあがる。尾根を一つ越えて本流に戻った。時刻は12:50

さて、ここからどうしよう。
選択としては、そのまま笹藪をトラバースして、中俣を目指す。ただ、この笹藪は結構うっとおしい。
事前に、ネットを調べた時に、どうやらもっと上でこの沢を横切るようにしっかりとした道があるらしいという情報を見つけた。どうせなら、沢をつめて、道を使ったほうがすっきりと行けるかな、とそのまま遡行を継続することにした。(結果としては、時間だけを考えたら失敗だった)

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いったんほとんど水が枯れた本流だが、すぐに水流も復活。枯れ大滝下部のように、明るくはないが、一枚岩をえぐったような独特の渓相で、これはこれで、沢登としてはとても面白い。

070731_UpperClimb.jpg
登りの手ごたえだったら、上部が上かも。

しかし…道が見つからない。標高2100mを越えたところで、道はなかったか、見逃した、と結論。時刻も14:40であり、笹藪のトラバースに入ることにした。

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藪をかき分けていくと、やがて一気に視界が広がり、富士山の宝永火口を連想させるような、絶景の場所に出た。御嶽崩れといって、1984年の長野県西部地震の際に、大崩壊をした跡なのだそうだ。

開けた場所を、小三笠山とその西の無名ピークとの間の鞍部を目指す。
この鞍部超えが藪+倒木地獄。もっと西寄りの場所を越えたほうが良かったか。

中俣に入った時は、16:00を過ぎていた。

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中俣は、ナメとゴーロばかりの沢。登るには易し過ぎて面白くなさそうだが、下降にはちょうど良い。

17:30頃、林道到着。一時間ほど林道を歩いて、ゲート前の車に到着した。ふう、疲れた。
posted by S.A at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 沢登り/クライミング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
上手く纏められてますね。

道が有ると言う事で、上へ行きましたが、滝登りとしては良かったです、楽しめました。

昨日から白山の簡単目の沢へ行きましたが、天気が良く焚き火も盛大で、最後の藪も薄く最高の沢登りでした。
Posted by りんご畑 at 2007年08月06日 23:14
白山周辺の谷も、面白そうなものがたくさんありますね。

今回の、鈴が沢がとてもよかったので、関西以外の沢にも興味がわきつつあるのですが、まだまだ関西でも行っていないいい沢がたくさんです。

今日は、池郷の下部ゴルジュに行ってました。
Posted by 野遊び人 at 2007年08月07日 23:29
明るくて楽しそうな沢ですね。
池郷からお帰りなさい。
またどこかにご一緒させてくださいね。
Posted by まー at 2007年08月07日 23:50
鈴が沢と、池郷、両極端ともいえそうな沢に続けて行きましたが、どちらもよかったです。
ほんとに沢はいろんな楽しみがありますね。
まーさんも、来年当たり少し険谷に行ってみませんか?
Posted by 野遊び人 at 2007年08月09日 00:44
平日強行軍にお付き合い頂いて、ありがとうございました^^
最初は大峰台高のあたりで・・・と思っていたのですが、皆さんフットワーク軽いので、近場は即効やんぴ!前から行きたく思っていたので、ほんとラッキーでした(^^)
ところで、奥利根の水長沢界隈の沢に行こうと思うと、船のチャーターになんと三万円かかるそうなんです!カヤックは有効なんだろうか!?(^^;)回収が大変かなぁ〜(~~;)
来年どうですか!?
Posted by なつ at 2007年08月09日 12:22
>なっちゃん

そういうお馬鹿な企画は大好きです(^^)
カヤックでアプローチした場合、車まで戻ることができれば、もう一台カヤックを積んでおいて回収に行く(数珠つなぎにして回収してくる)という手はありますね。ホントに考えてもいいですね。
Posted by 野遊び人 at 2007年08月10日 12:55
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