このモデル、日本のカタログには載っておらず、個人輸入での購入である。
以前のウォーターテニーの最大の欠点は、ソールの接着が弱いこと。いままで2足履いたが、いずれもソールが完全に擦り減りきるよりも、はがれるほうが先であった。
しかし、今回のものに関しては、昨年だったか、どこかの海外サイトで「ソールが剥がれやすい」と文句を言うユーザーに対して「その点は欠点として認識しているので、次のモデルでは改良する」とメーカー関係者(?)が答えているやり取りを見たことがあり(そのため、昨年1年は本国でもカタログからなくなっていたらしい)、期待してよいのでは、と思っている。
各部のチェック。

一番変わったのは、足首周りのネオプレーンのバンド。異物の侵入防止にはよさそう。

ソール周りは、ウォーターテニーよりはしっかりしたかな?特にソールのかかと部分がかなり延長され、クライミングシューズみたいな構造になったのが目に付く。これはヒールフックの際に、かなり効いてくるに違いない。
サイズが…ちょっと大きくなった。以前のモデルでは、普段使用しているシューズと同じ表記サイズのものを買うと、結構タイトだったが、今回は普通のランニングシューズ並みになったという印象。0.5cmほど小さいのを買ったほうが良かったかな。

ソールは、水に強く、オールラウンドなステルスS1と、岩登りに特化したステルスC4のハイブリッドになった。エッジングに一番使う部分が、ステルスC4なのだが、これは沢ではどうなのだろう?
最近、キャラバンなどからもラバーソールの沢靴が出ているが、そのソールの供給元はファイブテン、いわばこっちが本家だ。クライミングシューズのトップメーカー、ファイブテンのものだけあって、構造からして沢靴とは一線を画している。「登る」ことに関しては、やはりこのモデルがNo.1なのではないかと思う。
以前の記事でも書いたように、ヌメる系の苔を苦手としており、「どんな状況でもそれなりの性能」のフェルトソールと比べると、信頼性の点で劣ることもある。
でも、シューズとしてどっちが楽しいか、というと、間違いなくこっちだ。
特に、フリクションの良く効く登り系の沢においては、無敵モードになること請け合い。
あなたも一足いかが?
また、調子教えてください。
苦手なのは、水がひたひたあたるところにできる、黒っぽい、というか茶色のぬめりですね。もっぱら色で判断しています
足の運びは慎重になりますが、だいぶ慣れました。やっぱりのぼりが楽しいですよ。
これからしばらくこれで遡行しますので、また報告上げます。