クッカーなんて、所詮は鍋。単体(ジェットボイルのようにシステムとして面白いものはあるが)で面白いものなんてそうそうでないようなあと思っていたが、このポットは久しぶりに面白いと思った製品だ。
ソロ用ののジェットボイルのカップは、ほぼジェットボイル専用で、他のバーナーで利用しようと思ってもかなり使いにくい。しかし、この1.5Lポッドのほうはもともとジェットボイルとあわせて使う場合もしっかりはまるわけではなくゴトクが必要、つまり他のバーナーと組み合わせることもできるということだ。

ところで、この底についているフラックスリング(鍋の底についている、波状の金属の部品。これによって、熱効率を高めているらしい。)、まったく目的外の使い方ではあるが、他のバーナーと組み合わせたとき、クッカーの安定装置として使えそうなことに気づいた。

やってみると、ご覧の通り、フラックスリングに他のバーナーのゴトク部分がしっかりはまり、「超安定&高効率クッカー」として使用できてしまうのである。

こんなに傾けても大丈夫。特に、写真のプリムスのような十字形の薄刃のゴトクの製品とは相性が良いようだ。もちろん形状によってははまらないものもあり、鉄棒をまげたタイプの太いゴトクのものははまりにくく、OptimusのNovaのようにゴトクが湾曲しているものもダメであった。
周囲のネオプレーンのバンドのおかげで、クッカー本体を直接手でつかめる(ただし、炒め物などの時ははずした方がいいようだ)というのもハンドリング性&安全性の点で◎。ポッドのフタと、フラックスリングのカバーはそのまま皿になる、となかなかよく考えられている。
ジェットボイルを持っていない人にも、利用価値の高い製品だと思う。
ところで、このフラックスリング、果たしてどれほどの効果があるものなのだろう?自分の目で確かめるべく湯沸し速度実験をしてみた。手元のクッカーで材質が同じアルミで底面積がほぼ同じ物を選び、500mlの水が100℃に達するのにどれくらい時間がかかるかの比較だ。

ただし、この実験のために同じ条件の新品のカートリッジをあてがうほど太っ腹ではないので、カートリッジは同じものを使いまわしている。というわけで、それほど厳密な比較ではない。ただ、普通のクッカーのほうを先にやっているので、条件的にはジェットボイル1.5Lクッキングポットのほうが厳しいことにはなる。
その他の条件は、室温20℃、初めの水温14℃、火勢はどちらもバルブを半回転程度まわした弱火である。
さて、結果
| 90℃到達 | 100℃到達 | |
| 普通の鍋 | 4分36秒 | 5分45秒 |
| JetBoil 1.5LPot | 3分25秒 | 4分12秒 |
周囲にまいているネオプレーンバンドの効果もあるのかもしれないが、その差は予想以上であった。っていうか、これだけ差があるのであれば、家庭用のものも含めてすべての鍋にフラックスリングを義務付けるべきなのでは(笑)


実はステンレステルモスにこのような機能が有れば良いのになあと。あ、シャトルシェフだね。
やっぱプラスチック容器に入れて、電子レンジが効率一番良いよ。
私はジェットボイル風を自作してます(^^;
メタクッカーとスノーピークの地を利用して。
しかし、ちょっと危険(^^;
電子レンジは確かにかなり効率が良いみたいですね。
家庭鍋にフラックスリング案を家で話したら、「洗いにくい」とあっさり却下されました。…もっともです。
メタクッカーとスノーピークの地。…でジェットボイル風?
どんなものか想像できません。今度教えてください。