2007年02月10日

ハイドレーションパックいろいろ

「ハンズフリー」で給水可能な、ハイドレーションシステム(簡単に言えば、長いホースの飲み口のついたソフトタイプの水筒)対応、もしくは付属のザックが最近増えている。実際、トレールランニングやMTBなど、給水量の多くなるハードな山行では非常に有効で、一度これを使い始めると手放せなくなる。

Hydration_all.jpg
そのため、いろんなザックに付属してきた関係で、我が家には大量のハイドレーションパックが…
最近、新たな仲間「ナルゲン」が加わったのに合わせて、一通りインプレッションしてみよう。
ちなみに、ここではザック本体には言及しない。もちろん、あるザックに付属のハイドレーションバッグを使わなくてはいけないということはなく、組み合わせは自由だ。

ナルゲンのCXCブレッダー リザーバー
まずは一番最近仲間に加わったナルゲンをちょっと詳細に。ナルゲンは、プラスチックのハードタイプのボトルで有名なところだが、ハイドレーションシステムも作っているのだ。

nalgene_socket.jpg
ホース付け根部分はソケットのようにワンタッチ着脱可能だ。しかも、ホースを取り外した状態で水が漏れない。欲を言えば、この状態で「水も出せる」ような仕様だったら単体で水筒としても使いたかったんだけどね。

nalgene_bulve.jpg
飲み口のバルブは、自由に方向が変えられ、まっすぐに伸ばした状態ではロックされる。バイトバルブの使用感もなかなか良く、うっかり漏れることもなさそうだ。
掃除などのメンテナンスが悪そうな外見で合ったが、飲み口部分は簡単に取り外すことができた。

nalgene_magnet.jpg
加えて気に入ったのは、このバルブ部分にマグネットが内蔵されていて、ザックのショルダーベルトに対になるマグネットつきのバックルのようなものを取り付けることで、簡単にショルダーベルトに固定したり、離したりできる機能だ。この機能、欲しかったんだよね〜

nalgene_all.jpg
本体は4辺を溶着したような良くあるリザーバーと違って、チューブを切り出して、上下部分を溶着したような構造だ。
張り合わせ部分が少ない分、耐久性も高いだろうし、掃除もしやすい。実に合理的な作りだ。
と、ひとしきり感心したところで、水を入れて持ち出してみたら…な・なんと水が漏れるではないか。原因は注ぎ口の周りの取っ手のような部分がキャップと干渉することと判明。これを取り外したら問題なくなった。微妙に詰めが甘いのが残念ではあるが、回避手段があるからまあいい。上の画像は、すでにこの取っ手を取った状態だ。
長期間使用していないので、耐久性にまだわからないところがあるが、造りのよさは今まで見たハイドレーションバッグの中ではダントツといえる。まあ、ナルゲンがウォーターコンテナで変なものを作ったら、ブランドネームの名折れとなりかねないから、当然といえば当然なのかな。
ザックに付属ではなく、CXCブラッダーとして単体販売もされているようなので、今何かひとつ購入したい、というのであればこれがオススメだろう。でも、入手性は良くないかも。

プラティパス
platypus.jpg
おそらく一番メジャーなモデルだろう。我が家にも…こんなにあったとは(笑)
軽くて、小さくたためる。ホースをつければハイドレーションバッグに、ホースなしでは、折りたたみ式の水筒に、と使いまわしも便利。水ににおいがつきにくく、ビッグジップリザーバー(一辺がジッパーで全開する)では、清掃が容易で、大きな氷なども入れられる、などと大変使いやすく、一時期はホースなしの状態での折りたたみ水筒としてよく使っていた。
ただ、柔軟性に乏しい素材で、張り合わせ部分の幅が狭く、耐久性に対する不安は感じていた。
その懸念が現実になったのが、昨年2月の山行。気がついたら、水漏れしてザックからツララが垂れ下がっていた。
何度も折りたたんだ折り目の部分から漏水していたのが原因だった。幸い、雪と氷に囲まれた冬季山行だったため大事に至らなかったが場合によっては、致命的になりかねない。
という訳で、現在はシビアな山行では使わなくなった。折りたたまない分にはまあ大丈夫だろうから、PFDに取り付けて使うカヤック用のハイドレーション専用になっている。
あと、僕自身は経験していないが、のみ口のバルブが多少取れやすいようだ。
なお、最近のものは張り合わせ部分の幅が以前のものよりも太くなっているようだ。このあたり、弱点として認識されていたってことかな。

キャメルバック
camel.jpg
元祖ハイドレーションパック。僕自身や周りの人も含めて、相当ハードに使われているが、壊れたという話は聞かない。ハイドレーションパックとしては今のところ一番の信頼を置いている。

camel_bulve.jpg
ホース途中にバルブがあるタイプなど、バリエーションもいろいろ。冬季のホースの凍結を防ぐチューブなど、オプション豊富なのも老舗ならではかな。
飲み口のバイトバルブや、ホースのつなぎ目は、長い間使っていると多少水漏れしやすくなるが、これはバルブのみ新しくしたり、ホースを少しちょん切ればいいことだ。
注ぎ口も大きく、手がすっぽり入るくらいのサイズがある。
目立った欠点はないが、あえて挙げるとしたらかなり長い間水ににおいが付くことか。
掃除がしにくいことは、このタイプ共通の欠点だ。ハンガー+2種のブラシのついたクリーニングキットの購入がお勧め。
ただ、注ぎ口周辺はこれらのブラシを持ってしても非常に掃除がしにくく、カビがたまっていることもしばしば(>_<)

MSR/ドロメダリーバッグ
MSR.jpg
壊れたプラティパスの代わりにと購入したバッグだ。
最強のウォーターバッグを名乗るだけあって、とにかく丈夫そう。
側面の接合面積もかなり広く取ってあるし、外側はコーデュラナイロンで、岩などとの摩擦や、衝撃にも強いそうである。重量も結構軽かった。
内側はポリウレタンなので、多少においが付くかな?
水筒は、信頼性一番!ということで、最近は飲み口のホースが必要でない状況で、水筒として使うのはいつもこれになっている。(ホースはオプションとしてあるのだが、使っていない)
欠点は、あたりまえだが中がまったく見えないこと。残量は形状を見れば分かるが、中でカビなどが繁茂していても一見して分からない。という訳で、真水以外は入れないようにしている
もう一点、表面が平滑ではないので、泥などがこびりついたら落としにくそうだ。

ハイドラパックのリザーバー
HydraPack.jpg
一見点滴?というような外見だ。
プラティパスのビッグジップと同様、大きく口が開くタイプで使いやすい。
…が、かなりぺらぺらな素材で、プラティパス以上に耐久性に疑問符がいっぱい付く見た目だ。
それでも一時期はよく使っていたのだが、どうも不意に水漏れすることが多いようだ。やはり行動中に水を失うことは恐ろしく、今は使っていない。
黄色っぽい色なのは、エネルゲンを入れてしまったから(^^;

Cassinのザックについてきたリザーバー
Cassin.jpg
CassinのJetというザックについてきたもの。
うーん、いくらおまけだからって、もう少しまじめに作れよな。
こんなものに、大事な水は入れられない、というわけで未使用。それでもバルブがすでになくなっているし(笑)
ザックは良かったんだけどね。

ノースフェースのリザーバー
northface.jpg
スリキッドというザックについてきたもの。
造りはしっかりしており、信頼性は高そうだ。バイトバルブやホースの取り付け方法は、すべてねじ込みになっていて、確かに劣化によって水漏れする、ということがなさそうだ。ただ、気をつけないと特にホース付け根部分で知らぬ間に回転していて水漏れ、という可能性はありうる。飲み口部分はオン/オフ切り替えのバルブがあり、さらにバイトバルブ部分にもプラスチックの芯が入っていて、かなりしっかりと噛まないと水が出てこない。移動中などに、うっかり荷物につぶされていて、水が漏れていた、ということを防ぐには有効そうだ。
しかし、これらの機構を組み込んだ飲み口はかなりごつく、ぶらぶらしてちょっと邪魔。

サロモンのリザーバー
今は処分してしまってないのだけれど、初めて使ったハイドレーションパックなんで、最後に書いておこう。
以前サロモンのクロスアドベンチャーのトレーニングキャンプの参加賞としてもらったもの。飲み口と、ホースの接合部分に問題があり、一時期は周りで良く使われていたがどんどん壊れて姿を消していった。
ぼくのは結構がんばってくれたほうで、一昨年までたまに使っていた。
posted by S.A at 21:55| Comment(3) | TrackBack(1) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひさしぶり〜!!

プラティパスが、「何度も折りたたんだ折り目の部分から漏水していたのが原因だった。」ってあるけど、
私は、漏水しそうだったのを見て、予防策として、その部分に防水テープ(銀色でカヤック等に使うもの)を貼ってあります。
そうすると、全然漏れないよ。
Posted by ざっつ at 2007年02月22日 22:01
おお、これぞ賢い消費者ですね!
行動中に漏れ出して騒いでいるなんて、長いレース中だったりしたら、そこで終わりですしねえ。
Posted by 野遊び人 at 2007年02月23日 12:25
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Posted by C3PO at 2011年08月09日 00:38
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Tracked: 2012-06-28 20:40
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