メンバーは、5.12を登る亀さんと助役に女性ながら沢もクライミングも実力十分のあっきー。このメンツだと、一番登れないのは僕じゃないのか…。
さて、貫井谷というと、やさしめの沢の多い比良の中では、一番難しいといわれているところだ。確かに、地形図を見ると、貫井の集落から武奈ヶ岳まで、急傾斜で一気に突き抜けているのがわかる。
取り付きの部分は、護岸で固められ、水もちょろちょろ程度のしょぼい沢だ。砂防ダムの工事がいくつも行われており、その脇を通って登る。標高500m弱の二股までは見るべきところはなく、左岸沿いの踏み跡をたどって登った。

二股を過ぎると、左股に進路を取った。ここからは、ひたすら滝の連続だ。遡行図を見たけれど、僕には滝の照合はほとんどできず、まあ、谷全体が一続きの滝みたいなもんだといってもよい。

水は、ちょろちょろ程度で、こんな斜瀑が多い。とはいえ、その分ぬめること。
今回は、履きなれたアクアステルスのシューズではなく、久しぶりにフェルトソールの靴を使用。正解であった。しかし、ぬめりさえ気をつければ、どの滝も測ったように適度に配置されたホールドがあり、ほとんど水線際を直登可能だ。クライミング好きなこのメンバーにとっては実に楽しい。

二股より上は、周囲のほとんどは雑木林になる。こんな見事なカツラの大木なども。

少し周囲が開けて、前方にど〜んと5mCS滝。この滝のみ一般的な感覚で言う巻きルート(水線から離れてという意味で)を取った。実のところ、この谷の滝はほとんどごく容易に巻くことができる。でも、はっきり言って渓相という観点から見たら、ごく平凡。巻きまくってしまったら、何のためにこの谷に来たのかわからない。それだけに、是非直登にこだわって抜けたいところだ。

前半のハイライト、ちょっと悪そうな乾いた壁。中央あたりの残置ハーケンを利用させてもらって助役がリードで抜ける。一番普通のクライミングに近いところだったかな?

CS滝の上あたりから、明らかに水量が増え、シャワークライミングの回数も増えてきた。さむぅ〜

さらに同じような感じの斜瀑をこなしているとだんだん周囲の壁が立ってきて、ゴルジュの様相を呈してきた。
ゴルジュの中も、滝、また滝だ。難しい滝はなく、すべて直登で越える。

さて、ゴルジュの出口は、こんな感じのなかなか迫力のある洞窟から這い上がるような雰囲気の滝だ。この部分を核心として紹介している記録も結構あったように思う。でも、実際に取り付いてみると、手、足ともにホールド豊富で、簡単だけど、まるで人口壁を登るような感じの楽しいクライミングだった。亀さんリードで突破。
この滝を越えると、ゴルジュは一旦終了。
しかし、続くいくつかの滝はゴルジュ出口の滝よりは実際はずっと登り応えがあった。

まずは、下部が二条になっている10m斜瀑。ここは、僕が本日唯一のリード。途中フットホールドに乏しく、抜け口が少し苦しいが、プロテクションが取りやすいので思い切って突っ込めて楽しい滝であった。しかし、完全なシャワークライム。

続く、小さな二股の左股にかかる滝は、下部はゆるいがぬめっており、上部は傾斜が強くややホールドに乏しい。ここは亀さんリードで突破。個人的は、直登にこだわるなら、この2つあたりが核心なのではないかと思う。
その上も、ぬめった溝状の滝。行く前は、「引っ張り上げて〜」と言っていたあっきーだが、このあたりの滝は先頭を切ってフリーソロで越えていってしまった。ここもおそらく、登りの苦手な人では泣きが入りそうなくらいのところ。後からフリーで登ったけど、決してイージーではなかったぞ。すごいなあ。
遊びすぎて(^^;ちょっと時間がやばくなってきたので、この上で遡行を打ち切り、横の尾根を登ることに。

しばらくヤブをこいだ後、武奈ヶ岳山頂直下の草原に飛び出した。

武奈ヶ岳山頂は実は始めて来たのだが、琵琶湖を一望する実に気持ちのよいピークであった。

山頂付近は、紅葉がなかなか見ごろであった。


今頃発見しました。
私もここ一年故障でクライミングに自身がなくなっていましたが、最近ようやく復調傾向でこの貫井もかなり楽しめました☆
個人的には野遊びさんリードの滝が一番おもしろかったです。普段プロテクションを使うような沢には行かない(行けない)ので初めて回収とかさせてもらいました、とちりましたけどね(*^_^*)でも、おもしろいですね!来年もぜひこんなガツガツ登り系の沢行きましょう♪
クラでもよろしく〜!!
根がアルパイン志向ですので、貫井谷みたいなところは大好きです。
例の滝、リードはもっと面白かったですよ。プロテクション技術勉強してみる?(^^)
それにしても、登れるメンバーで行くと楽ですね〜。ガツガツ登り系の沢は大歓迎ですので、また来年行きましょう!