このイベントは、レースではない。
鳥羽をスタートし、島々の間を抜けて伊勢湾の入り口付近に浮かぶ離島、神島にシーカヤックで渡り、一泊し翌日帰ってくるというだけのツーリングイベントだ。
しかし、シーカヤックで離島にわたるというなんとも旅情をそそるモチーフに加え、神島では超豪華な海産物のご馳走が待っているという、2重の意味でかなり「おいしい」イベントであるのは間違いない。今年で19回目を迎えるというのだから、根強い人気があるのだろう。
最近、カヤックづいている彼女に子供を任せて、こんなイベントに1人で行くのは後々まで恨まれるかもしれない、ということで行きと帰りで交代して一人が子守をして、もう一人が漕ぐという案が浮上した。乳児を連れて行きたいので行きと帰りで選手交代してもかまわないかと主催者に問い合わせたところ、快くOKしてもらった。

集合場所は、鳥羽の小涌園というホテルのビーチである。色とりどりのシーカヤックが集まってきていた。

こんなオールウッドの手作りカヤックも!完成まで3年かけたというが、見事なできばえだ。趣味を極めてますなぁ。
天候や潮流などを考慮すると初日の方が楽な可能性が高い。
というわけで、往きは僕が子守に決定。サポート船に応援者も乗れるようになっており、YO君を抱えて船に乗り込む。YO君初の船旅は漁船であった(^^)

はじめは、答志島と菅島に囲まれたエリアを進む。島に囲まれているおかげで、海面は非常に穏やか。良い天候とあいまって、非常に快適なツーリングだ。
目的地、神島もはっきりとその尖った姿を見せていた。

きれいなパドリング。うまくなったね。

菅島の北東端にあるしろんご浜というところで休憩。停泊中の漁船は非常に酔いやすく、僕もちょっと気持ち悪くなった。YO君大丈夫かなあと心配していたが、いたってご機嫌、愛嬌を振りまいているのであった。強いなあ。
さて、ここまでは島に守られたエリア。海の経験の少ない彼女にはここから先が正念場だ。なんか、沖のほうで白波だっているところが見えるぞ…

菅島を出てまもなく、潮目になっているところがあり、非常に不規則な三角波が立っていた。船に乗っているスタッフと、沈する人が出るかもな〜と話していたが、全員無事に突破。彼女もかなり怖かったみたいだが、無事に突破したようだ。
潮目エリアを抜けるとあとは適度なうねりと波に落ち着いた。海なんだから、多少の波はなくちゃ面白くないでしょう。
漕いで漕いで18km、神島に到着!途中一人リタイヤ、一人沈した人が出たようだが、それ以外は全員漕ぎきった。さすがに島渡りイベントに来る参加者だけあって、レベルがそろっているようだ。

神島名物のタコと太鼓によるウェルカムパーティ。
そして…

待ってました!
これがこのイベントのもうひとつ(最大という人も)の楽しみなのである。
こんな豪勢な盛り合わせは初めて見た。
メインの鯛に伊勢エビ、名物のタコ、イカ、そしてアワビ、サザエ、その他名前の知らない貝。お造りだけで大満足なくらいだが、さらにカニ(ちっちゃいけど)、手のひらサイズのイワガキ、ガシラの煮つけまでついていた。
この食事目的でも十分来る価値があること請け合いである。

