本日は韓国に来るようになってから、3度目の休日だ。
しかし、今日はオンコールがかかる可能性があって「あまり遠くに行かないでください」とくぎを刺されてしまった(^^;
そんなわけで、天安から電車でふた駅、となり町の牙山(アサン)市にある温陽温泉(オニャンオンチョン)周辺の、外国人観光客があえて行かんだろ、というようなところをぶらついてみることにした。ここからなら、タクシーを使えば天安より仕事場に近い。
その1 温陽民俗博物館韓国内には「民俗なんちゃら」という施設はたくさんあって、だいぶ以前済州の民俗村にも行ったことがあり、そこはかなり楽しかったことを覚えている。
が、ここは…
うーん、かなり説明不足な施設で、微妙。基礎知識がない外国人にはわからんかも(外国語の解説は、英語がちょっとあるだけ)


屋外には石像がずらり行列していたり、かなり意味ありげなものがあちこちにあるんだけれど、これらのほとんどは、韓国ですら解説はない。
日曜午後なのに、人も少なく経営も大丈夫かな…
温陽温泉郊外に、500年以上も前から実際に人が住み続けている村をそっくりそのまま公開している外岩民俗村という微妙にかぶる施設もあり(現地に来てから知った)、そっちのほうが、おもしろかったかも。
その2 顕忠祠(ヒョンチュンサ)顕忠祠は、韓国人にとって国民的ヒーローともいえる歴史上の人物、忠武公こと李舜臣を祀った施設だ。日本でも、亀甲船で有名?

京都にある、秀吉を祭った豊国廟くらいものを想像していたが、着いてみると、これがめちゃくちゃでかい。一人の人物をここまで盛大に祀るのは、日本人的にはちょっと違和感を感じてしまう。

展示館はなかなかGood。
ここは、李舜臣関係の遺品の展示や、その生涯を解説した施設。遺品は武具、愛用の日用品のほか李舜臣が科挙に合格した時の合格証のようななかなかリアルなものまであった
おもしろかったのは当時の海戦の資料。さまざまな武器の展示や、戦術の解説、亀甲船の復元模型などを見ることができる。
なお、解説は日本語のものもしっかりついていた。

展示館以外は、本殿、住居の復元模型、弓術の練習場跡などを見ることができる。
ただ、全体的な感想としては…グループでくつろぎに来るところで、一人で観光しに来るところではないかな(笑)。
散歩をする所としてはとても気持ちの良いところで、春の花の季節と秋の紅葉の季節はかなりきれいなんじゃないかと思う。
あ、温陽温泉、もちろん温泉もあるよ。今回はいかなかったけれど。